<空気圧システムの概要>
空気圧システムとは、空気圧を動力として利用するための装置や機器を系統的にまとめたものです。
一般的な空気圧システムは以下の機器で構成されています。

コンプレッサ(空気圧縮機)
空気圧システムの最初にあり、電気エネルギーを圧縮空気のエネルギーに変換する機器です

・メインライン機器
コンプレッサで圧縮された空気の中に含まれるゴミ・油・水などを取り除くメインラインフィルタと圧縮された空気を冷却し、
空気中の水蒸気を水滴に変えて取り除く冷凍式エアドライヤがあります

<空気圧の長所と短所>
長所
・スピードコントローラーを用いて幅広い速度調整が可能
・出力調整が容易
・油を使用しない為爆発や引火の心配がない

短所
・精密な速度の制御が困難
・空気圧を利用するので排気音がある

《H29年5月24日(水)実施》

CKD

・駆動機器
エアシリンダはアクチュエータの中で、空気圧エネルギーを
直線運動に変える機器です。
また最も多く使用されるアクチュエータで手軽に圧力のエネルギーを
直線運動に変換できる長所をもっています。

CKD製品に関して詳しくはCKD蒲lのHPをご覧下さい

次回からは空気圧システムを構成する機器について教えて頂きます。

シリンダー

空気圧バルブ

CKD

・方向制御機器
エアフィルタで空気圧発生機から送られてくる空気に含まれる
細かいゴミが制御回路に侵入するのを防ぎ、レギュレータ
空気圧の圧力を調整します。

ルブリケータは金属の摩耗を防止するために潤滑油を霧状にして
末端機器に送り、金属の動きを滑らかにする役割があります。

フィルター・レギュレータ・ルブリケータの三つをFRLと呼びます。

方向制御弁(空気圧バルブ)は空気圧回路の中でも重要な役割を
果たしている機器で、シリンダやその他のアクチュエータに供給する
空気圧を流したり方向を切替えます。

中村様

本日はCKD蒲lにお越し頂きまして、
『空気圧の基礎』についてご説明頂きました。
今回から計4回基礎について教えて頂きます。

トップページへ