今回は『油圧機器』について勉強しました。
【油圧シリンダ→】
油圧機器を多く使うと、それをつなぐパイプや継手が
多くなくなり面倒である
空気と違い油漏れは嫌われる。滑って危険。
(食品関係やクリーンルームでは、油漏れは危険である)
↓【分解】
液体の油を使って力を伝達し、その力をコントロールさせる技術です。
【主に使用される所】
・建設機械・自動車・産業車両・農業機械・航空機・プレス・成形機
・工作機械・環境装置などです。
トップページへ戻る
↓
油は温度が上がれば粘度が低下し、下がれば粘度が
高くなる性質があります。同じ断面積で油を
流していても粘度によって流量が変わってきます。
温度補償付の流量制御弁もありますが限界が
あります。機械装置のサイクルタイムが短いものでは、
わずかな速度変化も重要なポイントとなってきます。
機械:電動機と多数の歯車を使用した装置では、
慣性が大きく急激な発進、停止、逆転には
ショックがつきまとう。
油圧:軽い油使用し、油圧機器が小形で慣性力が小さいため
比較的ショックが小さく。作動も滑らかにすることができる。
電動機の回転エネルギーを油圧の圧力エネルギーに
交換して使用しますから、全体としてのエネルギ効率は
歯車で直接エネルギを伝達するよりも悪くなります。
また、アクチュエータが仕事をしていない時でも
油圧ポンプは稼動していますから、エネルギのロスが
あります。油圧ポンプは、可変ポンプ化、負荷感応形、
電子制御化とエネルギーロスを少なくするよう
発達してきています。
【↑油圧シリンダ分解してみました】
出力=圧力x面積であり、同じ出力を得るのに圧力を上げ
面積を小さくすれば小形化できる。
(高圧にしても空気のような爆発の危険性がない)
油はパイプやホースさえつないでやれば、遠くの装置も
運転できる(但し、油には粘性があり、パイプの中の摩擦
で発生する圧力損失)
機械:歯車を使用した装置では、変速に段階ができてしまう
電気:速度調整は、水道の蛇口をひねる感覚で
簡単に無断変速が可能
・電気:ヒューズ ・機械:スリップを起こすような安全装置
・油圧:圧力制御弁で設定圧力以上になると自動的に
油を逃がしまた、任意の圧力に正確に調整できる。
油は可燃性(引火点≒200℃)ですから、周囲に
高温のものや火花がでるようなものがある
(高価になりますが、難燃性/不燃性の作動油あり。)
圧力制御弁のハンドル1つで、自由に正確に調整できる。